-シソ エゴマ-


シソ エゴマ

シソ エゴマの効果効能

シソ エゴマは昔から食用、薬用に利用され漢方でも処方されています。薬用に利用されている部位は、葉と種子の部分です。シソ エゴマの有効成分のα―リノレン酸とルテオリンなどは抗アレルギー、抗炎症、抗酸化などの作用のほかに、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防する働きがあります。またシソ エゴマの葉には強い殺菌作用があるので、さしみの「つま」に利用されています。


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シソ エゴマの有効成分ルテオリンが持つ抗アレルギー効果

シソ エゴマの有効成分ルテオリンは、ポリフェノール(ファイトケミカル)のフラボノイド群の一種です。このルテオリンにはアトピー性皮膚炎などのアレルギーを、抑制する作用があります。

花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー反応は、花粉やダニの死骸など、体にとっては異物であるアレルゲンが、体の中に入ると、IgE抗体のマスト細胞(肥満細胞)から炎症物質が放出されます。この炎症物質が皮膚や粘膜を刺激して、アレルギー症状が起きるのです。

この時放出される炎症物質の一部が、細胞膜の構成成分のアラキドン酸からつくられます。アラキドン酸から作られるのは、ロイコトリエンと呼ばれる炎症物質で、酵素5-リポキシゲナーゼと酵素12-リポキシゲナーゼの働きによって生成されます。

つまり、酵素5-リポキシゲナーゼと酵素12-リポキシゲナーゼが、アレルギー反応に大きく影響している酵素なのです。

シソ エゴマの有効成分ルテオリンは、この2つの酵素の働きを阻害することにより、アレルギー反応を抑制します。

シソ エゴマの有効成分α―リノレン酸が持つ抗アレルギー効果

シソ エゴマの有効成分α―リノレン酸にも、アレルギーを抑制する働きがあります。

先ほど述べましたアラキドン酸からは、ロイコトリエン以外にも、プロスタグランジンE2(PGE2)という炎症物質が放出されます。この時働くのが、シクロオキシゲナーゼと呼ばれる酵素です。

このアレルギー反応を促進する酵素シクロオキシゲナーゼの働きを阻害して、アレルギーによって起こる炎症を抑制するのがα―リノレン酸なのです。

そしてα―リノレン酸は、本来酸化されやすいのですが、ルテオリンが強い抗酸化物質でもありますので、酸化されません。また他のフラボノイドは体内に入ると、活力が落ちるのですが、シソ エゴマのルテオリンは体内に入っても、その活力を落とさないのです。

このようにシソ エゴマは、有効成分のルテオリンとα―リノレン酸によって、強いアレルギー抑制効果を発揮します。

(αーリノレン酸は脂肪酸で多価不飽和脂肪酸のn-3系に属し、体内で同じn-3系のEPA DHAへと変化します。)

シソ エゴマの抗酸化効果

体内では、常に老化やがんの原因になる、活性酸素が作られています。この活性酸素を消去してくれるのが、フラボノイドなどの抗酸化剤です。

フラボノイド群は一般的に強い抗酸化作用を持っていますが、シソ エゴマの成分のルテオリンは他のフラボノイドと比べて特に強いです。

その理由は、フラボノイドは体内に摂取されると、その能力が落ちるのですが、ルテオリン独特の分子構造によって、体内に入っても能力が落ちないからです。

このような強い抗酸化作用を持ったルテオリンは、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の予防などが期待できます。

改善が期待できる症状

動脈硬化 がん 脂質異常症 下痢 花粉症 アトピー性皮膚炎

シソ エゴマの有効成分

アピゲニン ルテオリン シソニン αーリノレン酸


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シソ エゴマの飲み方

シソ油を使う時は、酸化しやすいので過熱しないで、ドレッシングやマリネにして摂取してください。

またシソエキスを配合したクリームは、アトピー性皮膚炎に効果があり、70%以上の人に改善がみられました。


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